1.類は友を呼ぶ
明るい人の所には明るい人が集まる。元気のない人の所には元気のない人が集める。表面的には違うように見えても、本質のところでは繋がっている同士が集まるようにできている。これは、態度・姿勢だけでなく、能力も同じである。能力のある人のところ、しっかりとアウトプットできている人のところには、そのような人が集まる。面白いものである。経営者も同じである。勉強熱心な経営者の仲間は同じような勉強熱心な経営者が多い。逆に遊んでばかりの経営者の知り合いは、遊び中心の方が多い。つまり、自分の友達を見れば、自分が今、どんな状態なのかがよくわかる。前向きで積極的なのか、明るいのか、後ろ向きなのか。なんでこんな友人に恵まれないんだ、と嘆いている人は、まず自分を変える必要がある。
2.待っていても増えない
友人は待っていても増えない。自分から動くことである。仲間に誰か紹介してくれ、と声をかけるだけでも違う。じっと待っていて向こうから「友人になってください」「取引をしてください」なんてことはない。「いい人に巡り会えない」「取引先が増えない」どころか、出会いの機会がない、営業チャンスがない、などという人がいるが、それは、今いる“居心地のよい自分のエリア”から外に飛び出していないからである。知らない人だらけの場所に出かけるのは最初は気が引ける。これまで取引のない人に、営業するのは不安である。しかし、それを乗り越えないと先はない。というより、その行為自体を「知らない人と出会えるなんて楽しい」「営業して認められたら嬉しい」と前向きに捉えられるかどうかで決まる。
3.どんな友達・支援者に囲まれたいか
自分は、どんな友達に囲まれていたいのか。どんな取引先に恵まれたいのか。すべて鏡の法則である。暗い自分を明るい友達に変えてもらうことはできない。それは暗い自分を否定するのではなく、「自分は暗い」と認めてあげる。すると、不思議に明るい友人が手を差し伸べてくれる。それに気づくかどうか。ビジネスの世界でも同じである。お客様の力になりたい、と誠意を持って対応していると、自然と支援者が現れてくる。
この1年ちょっと、筆者は、会いたいと思っていた師匠たち(本でしか知らなかった人たち)と次々と出会うことができた。そして、常に励ましてもらう関係になっている。先日、熱い経営者の会に参加して、「やはり熱い者同士、引かれ合うのだな」と、改めて思った。