【第242号】リフレッシュの時間

1.日本文化に触れる

 週末、筆者はある方が企画したイベントに参加して、南魚沼の方に向かって、日本のミケランジェロと言われる石川雲蝶の彫刻を鑑賞しに行ってきた。参加表明してから調べるぐらいのレベルの知識だったが、どのような人なのか語り部さんがお話をしてくれ、前提の部分を知ってから見れたのは良かった。
 参加メンバーと地元の人たちの交流は暖かく、楽しかった。簡単な料理とお酒が振舞われ、地元の人たちならではのいろいろな話を聞かせてもらった。
 お寺で美味しい蕎麦をいただいたあと、その彫刻を鑑賞させてもらった。そのあと参加メンバーと牧之通へ向かい、散策をしたが、お店の人との交流も興味深かった。そのあと棟方志功の作品展を鑑賞。お孫さんが語る芸術家の素朴な顔や意外な一面のエピソードと合わせての鑑賞は素晴らしく、多くの人とふれあいながら歴史と文化を学ぶことは有意義な時間となった。

2.食育を学ぶ

 その翌日は、「重ね煮」なるものを体験。農家さん、そして野菜そのものに感謝し、調味料、油は一切使用しないで調理する(基本材料の部分ですが)。その調理したものをベースにアレンジ料理をしていく。シチューからサラダ、味噌汁、餃子にまで応用ができる。
 3~4人に分かれて調理をしていくのだが、チームワークの勉強にもなって楽しい時間が過ごせた。時間内に調理をする、という目的を達成するために、担当を変わりながら適材適所を見極め、分担を決めていく。ビジネスにおいても活用できる理想の業務分担決めではないだろうか。楽しく過ごしていると、苦手なことも「やってみようかな」という気持ちになる。

3.何をするか、誰といっしょに過ごすか

 仕事においても余暇においても、結局は「何をするか」「どんな気持ちでするか」「誰とするか」が重要になる。チャレンジ的なことでも、日常業務においても、目的を明確にしておくことがポイントとなる。そして、やはり無視できないのが、「どんな気持ちでするか」である。押し付け的になると「やらされ感」が出て、楽しい、愉快な気持ちにはなれず「やってみようかな」にならない。そうなると「やっても無駄でしょう」「効果ないのかな」という不安や不満な気持ちになる。これでは仕事も余暇も虚しい時間がすぎていくだけになる。大切な時間を無駄にしないためには、成果を生む時間の使い方をするべきである。
 気合いや根性だけでは結果は出ない。ノウハウだけでも出ない。人間を突き動かすのは、情熱であり感情なのである。