【第138号】充実した時間の作り方

1. 常に100%

 お盆休みも終わり、仕事モードに切り替わり、暑い日々を過ごしていると、充実した時間のつくり方が大事だとつくづく思う。子供のように長期間の休みの中で、自分のやりたいことをする、という時間の流れではないからである。
 まず、気をつけなくてはいけないのは、中途半端な時間を作らないことである。仕事、プライベートどちらもしっかりとやるべき事をやり切る。エネルギーの注力は常に100%だと息切れしてしまうので、80%の労力で100%達成できる計画としてできるだけ継続して(波を激しくしないこと)、取り組めるようにする。メリハリをつけすぎるとムラが出てしまい、効率的な時間配分にならなくなる。

2. 先送りしない

 仕事もプライベートも「あとでやろう」としない。その「あと」はやってこないのである。結局、締め切り間際になってあわててやる仕事のオンパレード、プライベートでは、行き当たりばったりの目的未達の時間が続くことになりかねない。
 どうしても時間のかかりそうな仕事、面倒くさそうな仕事、手間のかかりそうな仕事は後回しになる。遅れ気味でも取り掛かっているのと、全然取り掛かっていない場合とでは大きく結果に差がでる。
 どうしても机に座って事務処理をする時間がない場合は、人間の潜在意識を活用する。以前にも紹介したとおり、手を動かしていなくても、その仕事の内容やアウトプットをイメージすることにより、仕事の生産性を挙げることができる。

3. 割り切ること

 仕事も100%区切りをつけることはできない。プライベートでも同様。これを引きずっていては、どちらも中途半端になってしまう。今は、携帯電話があり、モバイルPCがあり、24時間365日会社や顧客と繋がってしまう。電源を切れとまで言わないが、ある程度の割り切りは必要になる。
 そのためには、前述のように100%やり切る習慣をつけて、割り切るようにしていくことが重要となる。

4. 自分も楽しむ

 また仕事もプライベートも自分が楽しむことが重要となる。自分が納得していない時間の消化はイライラが募るだけであり、充実することにはならない。どうしたら楽しめるか、誰と過ごすことが楽しめるのか、工夫が必要である。平日の朝の過ごし方、アフター5の過ごし方、休日の過ごし方、ちょっとした工夫で充実度のアップが図れる。起きる時間の変更、寝る時間の変更、イベントなどへの参加、普段とは違う時間の使い方を試みることが必要である。