【第204号】恒例の年末の反省

1.今年はどんな年だったろうか

 いよいよ年末になってきた。このコラムを書いているのは、12月中旬。師走真っ只中である。景気の本格回復は、まだまだではあるが、お金の動きは活発になってきているようにも感じる。
 ひとつには、忘年会の多さ。昨年が少なかったのかもしれないが、今年は忘年会の数が多いという話をよく聞く。筆者自身も、出席している忘年会の数は昨年までの倍以上。ただし、まだ、そこは景気が良くなったというより、「なんとか動き出さないとダメ」という危機感から、積極的に活動をしていると面や、期待を込めた集まり・情報交換の面が強い。
 もうひとつは、採用や教育への投資が戻ってきている点である。多少、復興バブル・消費税増税前駆け込みバブルで手元に入ってきた資金を有効に使おうという動きがある。

2.今年の出会いは

 ネットワークの形成がますます重要な時代になってきた。従来の人間関係だけでは、得られないチャンスやリカバリーのきっかけが良質な人間関係から生まれるようになってきている。
 皆さんの今年の出会いはどうだったろうか。良い出会いがあっただろうか。未知なる世界へ興味を抱き、飛び込んでいく勇気を持っていれば、出会いは幾らでも広がる。筆者は今年1年で仕事上、プライベート合わせて、のべ500人以上の方と名刺交換ができた(そのお陰で、この時期の飲み会が増えたのもある)。
 来年の動きに繋がる出会いも多かった。新しい仕事になりそうなもの、自分自身を更に高めてくれそうなもの、自分の健康維持に役立ちそうなもの、数えていくと素晴らしい出会いの多さに改めて驚く。

3.来年の抱負

 そんな今年を踏まえて、来年はどんな年になるだろうか。ここにきて政権の支持率が低下してきているし、消費税増税・TPPへの参加など企業を取り巻く環境は大きく変わりそうである。
 筆者のプライベートにおける来年の抱負は、やはり仕事での資本でもある健康管理の徹底を図っていくことがある。今年、ファスティングや食育に通じた方と知り合う機会があり、それが自己管理にも繋がっていくと感じたからである。まず、興味を持ったものは、自分で体験することが大事である。ITなどの最先端技術も触れてみないとわからない。
 仕事の進め方もどんどん変化してきている。PCなどのサポート機器の進歩もある。機械に使われるのではなく、いかに駆使して生産性をあげるか。この点にもこだわって、来年は更なる進化をとげてもらいたい。