【第332号】人間関係の大変化

1.3年前と現在

 最初の師匠となる人と出会って3年がたったらしい。らしいと言うのは、その人から「Facebookで友達になって3年って出ていたよ」と聞いたからだ。「え、まだ3年なんだ」というのが正直な感想。3年前は、当然サラリーマンだったし、今から考えれば不健康だったし、会社と家の往復が中心で、飲み友達も仕事で知り合った人が中心だった(それでも異業種交流はやっていたが)。生活スタイルも、友人関係も全然違ってしまった。毎日がストレスとの戦いだった。サラリーマン時代のパワハラで、味覚障害になる経験をしたり、電話恐怖症にもなった。サラリーマンから経営者になったからストレスフリーになったのではなく、出来事の捉え方が変わった。ピンチはチャンスという言葉を知ってはいたが、理解していなかった。それを自分のものにしてから、ストレスから解放された。

2.知人から家族へ

 人間関係も大きく変わった。3年前は、周りにいる人の大半が「知人」だった。それが、現在は、「家族」と呼べる仲間が大半になった。悩みを相談できる「心友」もできた。他人に自己開示できるなんて信じていなかった。父親が転勤族で、引っ越しを繰り返していたため、長い間友人関係を続けている人もいなかった。出会いと別れの繰り返し。仙台にも10年いたが、濃い人間関係は、仕事で知り合った人が中心。新潟での生活は6年目だが、新潟で出会った人たちとの関係の方が圧倒的に濃い。それは、「損得」や「善悪」の判断がない人間関係だからだ。無条件に応援する人たちとの関係が増えてくると、知人ではなくなってくる。師匠との出会いもその中で増えていく。

3.広がっていく人脈

 知人からはなかなか人脈が広がらない。それが、仲間(家族)や心友からは、どんどん人脈が広がる。人を引き寄せる力が強い人とのつながりが増えるからだ。想いがあるから、裏切られない。対価を求めない「応援」が中心なので、期待をしないから、裏切られたという気持ちにならないからだ。この3年で交換した名刺は、2000枚以上!そこからどんどん広がっていっている。日々、素敵な出会いの連続である。当然、残っていく人脈は、濃縮されていく。「類は友を呼ぶ」の法則で、濃縮された人脈からは素敵な出会いが繋がっていく。行動すること、人と会うこと、イベントに参加することが楽しくなる。そこから始まった仕事は、深まっていくことも簡単だし、気づきも多い。顧客が顧客を呼ぶ善循環が確立される。