【第307号】新潟酒の陣

1.今年も11万人が来場

 年に1度の新潟きってのイベントが新潟「酒の陣」である。今年も参加する機会があったので友人と出かけた。昨年は、会場到着が遅れかなり並ぶことになったので、今年は、気合いを入れて2時間前に。しかし、それでもかなりの行列。みんな考えることは同じらしい。天気に恵まれたので良かったが、建物の中に入るまで身体が冷えてしまった。入場するとすでに各ブースは人の山になっている。並んでいる間にしっかりと作戦を立てていたので、それにそってブースを巡る。行き当たりばったりだと、お目当てのブースに到着する前に、酔っぱらってしまうのだ。試飲して、購入して、試飲して、購入してを繰り返しているうちにあっという間にお昼の時間。まともに食べずに試飲するからかなりいい気分である。

2.壮大な異文化交流

 立ち飲み場所で、何とか場所を確保して、買ったばかりの日本酒を開ける。もうこうなると隣に居る人が飲み仲間。右隣は、東京など関東を中心から来た女性5人組。彼女たちは関東各地出身の不思議なつながりの集団で、出身地のイベント巡りをしているらしく、今回は、新潟出身の人の案内で、酒の陣に参加していたらしい。初めての参加ということで、かなり興奮状態(笑)。こういう若い女性が日本酒、しかも新潟の日本酒の良さに目覚めてくれるのは嬉しいこと。左隣は、地元の出身者の集団。何度も来ているらしく、準備も万端でした。手作りのおつまみをお裾分けしていただき最高でした。初めて会った人たちと楽しくお酒の種類だけでなく、文化や歴史について談義できる。素晴らしい空間が用意されているのも酒の陣のいいところである。

3.大人のお祭り

 家族で来たことも2回あるが、さすがに娘には面白くないらしい。食べ物は美味しいし、酒の匂いにも抵抗はないようだが、人ごみが凄い。今年は、日曜日への分散や15時以降への分散を図ろうとしていたが、結局土曜日で7万人以上が来場しているし、15時以降の入場者も少なくはない。また、15時少し前に、各ブースを回って、最後の買い物をしようと思ったら、ほとんどのお目当ての試飲もお土産も無くなっていた。良い物はなくなるのも早い!やはりこだわっているのなら、土曜日の午前中は外せないのかもしれない。今年もお目当ての日本酒を4本ほど入手できた。友人たちと飲み明かすのが、今から楽しみである。もちろん、日本酒だけなく、美味しい日本海の幸との相性は抜群である。