【第286号】新潟シティマラソン

1.準備段階

 今年で33回目となった新潟シティマラソンの男子10キロの部に出場した。これも筆者の今年の目標の1つだったので、それが叶って嬉しい。今年の出場者はエントリー段階で13,369人、全国44都道府県と海外からのエントリーとなった。
 10キロを走るのは、高校生以来なので、練習をしなくては、と思っていたが、結局本格的に練習を始めたのは7月に入ってから。しかも、いきなり走ってはいけないとウォーキングからだった。ここはちゃんと計画的に準備しておけばと反省点でもある。自分の出張や会合などの予定だけでなく、天候にもかなり振り回されることが多い事も学習したことだ。最終的には、本番1週間前に8キロランニングしたのが最長の走り込みとなる練習不足状態で準備を終えた。

2.大会当日

 目標タイムは1時間10分だった。練習時点では1時間20分ぐらいのペース。10キロで10分の時間短縮になる計算だ。かなり厳しい。ただ、沿道からの応援がかなりの力になると聞いていたので、それが頼りだった。
 当日は、あいにくの雨模様だった。小学校、中学校と雨の中のランニングは何度も経験していたので、不思議と不安はなかった。体力的にも不安はなく、唯一筋力が持つかどうかが気がかりだった。事前に多くの知人がエントリーしているのを知っていたが、さすがに13,000人もいると会わない。毎年走っている人が多いのか、集合時間に合わせていったら、すでに会場は大混雑。仮設のトイレも大行列。スタートの早いフルマラソンの人はスタートギリギリになっているのも見かけた。

3.得られた達成感

 タイム以外にしていた目標はもちろん完走することと、歩かずにゴールすることだった。結果としては、タイムは1時間11分で目標にわずかに届かなかったが、それ以外の完走することと、歩かないことは達成できた。
 自分では余裕がなかったようにも感じたが、意外と走れたということと、走ったあとも余裕だったということ(ゴールしたあとは、銭湯に行って疲れをとり、友人達とお疲れさま会を6時間も続けていた)。何事も準備と結果は連動しているということ、プロセスでのフォローが結果を大きく左右すること、目標を1つにせず、複数持つ事、などはビジネスにも通じることである。そして、今回の経験を次回にどういかすか、も同様。筆者の最終目標はホノルルマラソン出場である。まだまだ先は長い。